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グラボ欲しいRadeon7900xtが11万円で買えるけどどうなのか色々しらべた

雑記帳
2025-01-30

RX7900xt買いたい

24年初めごろにRadeon rx6700xtを45000円で買った.amd信者になってみたかった.
CPUはいつもAMDだがグラボはNvidiaだった.
rtx1060-6gbからrx6700xtに変えたばかりで,別に困っていないがグラボ変えたい.(衝動)
rx7900xtが11万円というのを見てからそう思うようになってしまった.amd信者でありたい
※rx90シリーズとかrtx50シリーズとかもうじき出るが,知らん.今ポチるかどうかの話をしている.

冷静にRadeon7900xtという選択を納得させられるか考察した結果.
あべの場合Radeonは推せる.
考察の観点は下記の通り.

・ゲームプレイ
・3dCad(autodesk fusion360, Blender)
・動画編集(2年くらいやってないけど..またやるかもしれないだろ?)
・AI(やらないけど..触ってみたくなるかもしれないだろ?)
・ゲーム開発(やらないけど..触ってみたくなるかもしれないだろ?..いやまぁ絶対にやらないと思うけど..)

※※ワットパフォーマンスとかどうでも良い※※

良くグラボ評価で重要事項として比較されているが,どうでも良い事項としてワットパフォーマンスは考慮しない.
ありがちなのはゲームベンチ回して消費電力をフレーム数で割って1フレームあたりの消費電力を評価しているが
毎日15時間(月450時間)サイバーパンクをmodモリモリのウルトラ設定でやるなら考慮必要かもしれんが,あべはプレイ時間も多い月で月100時間位だし,必ずしもGPUに負荷が高いゲームやるわけでもない
例えば200w消費のグラボをマックス稼働で月に100時間使うのと260w消費のグラボをマックス稼働で月に100時間使うことを比較する場合,単純に60w100時間として電気代は月に200円くらい変わってくる.
年間2400円位になると考えた時に,これをグラボ選定に考慮に入れるかという話.
仮想通貨マイナーとしてグラボを24時間営業で一年中回し続ける人はマイニングに対するワットパフォーマンス(いくらの電気代でいくらのBTCが稼げるか.どの時点で初期投資を回収して収益が出始めるかとか)
こそが重要だけど,一般消費者でフレームに対するワッパ気にするの意味わからない.→「cpu内臓グラフィックス使って,720pの最低設定で遊べばワッパ最高になるんじゃない?」て話

ゲームプレイ

昔はどうか知らないが,今はRadeon選んでも良いと思った.
radeon RX7900xtが現在¥116,136で
nvidia RTX4070superが¥113,766で売っている.
この二つのゲーミング性能はRX7900xtの方が上に見える.
レイトレ性能が取り上げられることが多いみたいだが,限定的なタイトルでしか機能ないし,そもそもレイトレが重いからRTX4080以上じゃないと使わないのでは?
4090とかでベンチマーク回すのが趣味な人か,3dCGで映像作る人の為のプロセッサを,一部のタイトルが試験的な機能として試しているだけだと思っている.
いずれにせよ「ミドルハイクラスのグラボでもRTprocesser数が十分なほど搭載されるようになる」→「ゲーム開発でレイトレ機能が一般化する」の順番が必要.
まだしばらく先の話だと思う.

レイトレはどうでも良いとして,一部ゲームでnvidiaドライバに最適化が寄っていることがあるが,これは基本性能の差が覆る程ではないと思われる.
一番重要なのがメモリで,RX7900xtは20gbでrtx4070superは12gbとかなり差がデカい.
テクスチャが重いゲームをプレイする場合とか,simシティみたいなゲームはメモリがかなり効いてくるはず.
あべの場合Skyrimをめちゃ重いmodListで遊ぶことがあるのでvramは重要.
周辺ソフトとしては中間フレーム生成とかアップスケールとかは大差ない印象.
あべは,どうせ外部のLossLessScaling使うので関係ないが,amdの方が優れているのでは?まである.
オンラインゲーだと自分のプレイを見直すために画面キャプチャはやることもあるが,どうせOBS使う.

結論としてゲームプレイ観点でRX7900xtは推せる.
amd信者になれる.

3d製作(autodesk fusion360, Blender)

ブレンダー使うこともあるが,レンダリングは使わないのでamd信者になれる

autodesuk fusion360

あべが良く使うfusion360はそもそもgpu影響がほぼなくてCPU依存度が高く,正直どうでも良い
どうせCPUがボトルネックになるため15年前のグラボでもなければどれでも変わらない.

Blender

BlenderはopenGLベースである
2018年ごろまではradeonのopenGLはドライバ最適化がクソと言われていたみたいだが,2023年以降ではそのような記事や意見はネットでは見られない.
OpenGL系のベンチで7900xtと4070superを比較しているのが見当たらなかったため判断付かないが,
現在はOpenGLに対してドライバレベルでの差は大差ないと考えて良いかもしれない.
レンダラにCUDA & OptiX(geforce用) でしか動かないのあるのでnvidia一択.
※amdだとHIPとROCmというcuda下位互換で一部レンダラは動くには動くが...遅く不安定になるらしい
そもそもBlenderが公式にnvidiaを推奨している.
openGL性能では同等か,基本スペックで7900xtがやや有利だが,レンダラの対応でnvidia一択となる.
ただし,あべはblender使うとしてもレンダリングはしないのでradeonでも良さそうである.

動画編集(davinci resolve)

下記2点がポイントになるか
・素材のファイルサイズでかい場合はメモリがかなり効く
・nvencというnvidia用の高速高品質エンコがnvidiaでしか使えない

vramは7900xtが20GBと圧倒的で,阿部が動画編集する場合ロスレス長尺の素材が多い.
エンコはAV1使えば良いしエンコスピードがどうなるかわからんが,どうせ別のことするから良い.

amd信者になれる

AI関連

最近流行の生成AI.直近だとDeepSeekがchatgptのo1と同程度の性能のモデルを公開してる.
画像生成とかも適当に触ってみるの面白いかもしれない.

※将来は変わるかもしれないがradeonを選ぶ理由は現状ない....(末尾にて後述)

cudaがAI開発においてgpuを使う際のデファクトスタンダードとなっているため.以上
本物のai開発ガチ勢で,自分でフレームワークから作るとかなら別にradeonでも良いのかもしれないが,基本ネットに転がっているのはcuda前提.(よくわからんが)

ゲーム開発 (考慮する必要なくね?)

男の子ならだれでも思ったことあるはず「ゲーム作ってみてぇ」と
あべも死ぬまでに一度はチャレンジしてみたいと思っている.

unrealとかunityとかcuda多用するぽい
radeonを擁護するのは難しい.
2dゲームなどで3d表現必要無ければ多分cuda(radeon不利の要因)関係なく選定して良いと思われる.

3dゲーム開発をするならradeonは推せない

結論

Blenderで映像製作(他CGソフトは知らん),AI開発,3dゲーム製作を趣味でやる場合はradeonは避けなければいけない.
ゲームプレイ,動画編集(ソフトによるが),3dモデリングらへんはradeon選んでもOKとなりそうな感じ.
逆に言えば用途がゲーム,動画編集,3dモデリングらへんなら,シンプルにカタログスペックで判断して良い.
ポイントは自分の使用したい用途に「cudaが必要か」どうかになるだろう.
正直CG映像,AI,ゲーム製作はやらないのでradeon推せると感じた.

amd信者になれる.
radeonグラボ選んで良いと自分を納得させられたが,こうなるとrx9000シリーズ待った方が良い気もしてくる...

AIとかでamd/radeonに期待するなら

いつか忘れたが,nvidiaはcudaにハードウェア制限かけた.(昔はamdグラボでもcuda使えたはず.)

CUDA(Compute Unified Device Architecture)は、NVIDIA社が開発したGPU(グラフィックス処理ユニット)を利用した並列計算の開発環境

それが分岐点で,radeonはかなり厳しくなってしまったように見える.
amdはcpu開発でintelに並んだと思うが,その間にnvidiaはgpuをただの映像出力デバイスで終わらせないために開発環境CUDAの開発を進めた.
昔はデバイススペックでnvidiaが上だったが,「最近はamdも悪く無くね?(ゲーマー)」と思い始めた人も多かったんじゃないかなと思うが,ここでCUDA独占が効く.
最近はnvidiaのメイン客はゲーマーでなく,あらゆるエンジニア(特にAI)みたいな傾向まである.
その差が,単純なデバイス性能とは別次元の要因(グラフィックソフトの開発(CGソフト最適化),AI開発,ゲーム開発)で致命的に表れている.

nvidiaはquadroみたいな「開発者向け」ラベルとGeForce「ゲーマー向け」ラベルの境界を曖昧化している傾向があり
ドライバの住み分けも昔は明確で,geforceにはopenGLにリミット掛かってたが,今はなくなっている.最終的にnvidia RTXとDC用のクソでかチップだけになるんじゃないかと思う.
今後も更にgpuに「tensorコア」みたいなAI用プロセッサ搭載を増やしまくり更に高騰化し,rtx x080以上は商用で rtx x070ti以下は一般向け(AIあり)みたいになりそう.
amdはむしろ諦めて余計なコストをかけずに(AI系プロセッサを一切搭載しない)ゲームプレイ特化のgpu(ゲーム性能70ti相当以下)作り始める未来まで垣間見た.
※この場合amdがゲーマーグラボ(消費者用),nvidiaが開発者グラボ(ベンダ用,休日エンジニア用)という住み分けになる.

一方でamdは最近ROCmというcuda互換(現状下位互換)の開発環境をオープンソースで開発している.
最近はOpenAIが公開したAI用プログラミング言語Tritonを採用した事でROCmが盛り上がるか.みたいな感じらしい.

ROCmはオープンソースなこともあり,コミュニティの活性次第ではcudaを追い抜く事もあるかもしれない.
例えばラズパイみたいなマイコンで動作するROCm環境に最適化された組み込み系Linux/Unixディストロを作るやつが表れて,
radeonグラボを簡単にクラスタリングできるとか,ROCm開発が進んでCUDAよりパフォーマンス上がるとか.

その時はradeonグラボをAI等用途で利用できる道が開ける.
それまではradeon rxは用途のマルチさでnvidiaには太刀打ちできない.

個人的にcudaとROCmの関係は見守ろうと思う.
いい感じのタイミングでAMD株買って儲けたい.
いや,真のAMD信者になる為にはグラボ買う前にAMD株買わねばな...

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